スタートまでカウントダウン

 12月3日です! さあ、いよいよ「まつもと演劇工場(シアターファクトリー)」がオープンします。松本の演劇がもっともっと楽しくなる予感がそこ、ここに漂っている気がしませんか?
 演劇を楽しみたい、自分の可能性を探りたい、何か新しい人生を切り開きたいなどなど、さまざまな思いを秘めた、さまざまな年代のメンバーたちが集まってきています。これからやってくる冬に立ち向かうかのように熱さとともに、やる気まんまん、発表会までの3カ月を駆け抜けます。(芸術館広報 イマイ)

 第1回のブログでは、串田和美芸術監督、加藤直工場長のコメントを掲載します。

0期生募集!
     学び、試み、つくりだす―わたしたちの演劇を探そう


 みなさん、演劇の連続ワークショップを行います。これまでさまざまなワークショップを開催してきましたが、もう少し先の展望を持った、総合的な演劇ファクトリー、みんなのための演劇塾を立ち上げようと思います。
 これは「みんなのガッコウ」であり、実験室でもあり、工場でもあります。つまり、みんなで演劇の本質を学び、探し出し、試したり、創り上げたりする現場です。今までになんとなく見知っている演劇にとらわれず、今、松本の、わたしたちの演劇を探し、わたしたち流の方法で創り上げてみたら、素敵だと思うのです。
 演じることの中には、音楽を奏でることや、踊ることや、語りあうこと、そればかりでなく、ちょっとしたサーカス芸や、パントマイム、それから物語をつくりだすことや美術だって、ひょっとしたらファッションだって、お料理だって含まれているのかもしれません。
 今回は、来年度から本格的にスタートする前の試み、ですから0期生募集というわけです。中心になってくださる工場長は、僕の昔からの友人、日本大学芸術学部演劇学科の先生もしている加藤直さん、もちろん僕も仲間に入れてもらいます。そして、ユニークな講師人と一緒に作品として創り上げ発表します。ね、楽しそうでしょう? 何の経験も知識も必要ありません。ちょっとした好奇心、冒険心さえあれば、どなたでもどうぞ。お待ちしています。

まつもと演劇工場・芸術監督 串田和美




笑う劇場へ さあご一緒に!

 演劇や劇場の何よりの楽しみは、驚いたり、これまで思いこんでいた価値観や美意識を揺さぶられたり新しい感情に出会うことにあります。実は世界は異質な文体や語り口や身振りをもつ「他者」で満ちているのです。けれど時代は溢れるモノや情報の流通のシステムに人々を押し込めデジタルの名の下に価値の画一化を謀ろうとしているらしい。生身の声や体は途方に暮れ、行き場を見失いつつあるのです。
 この「みんなのガッコウ」には先生も生徒もいません。「工場」といっても一切の機械はありません。言葉や音楽や身体や想像力をフンダンにぶつけ合い見えない他者や世界を垣間見てやろうというわけです。この現実世界を笑いのめしてやれ、と。さあご一緒に劇場の扉へ突進しましょう!

まつもと演劇工場・工場長 加藤直



2011年12月01日 Posted by演劇工場のみなさん at 19:45 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。